【日帰りバスツアーで貸切3枠ご利用】
デンソー技術会の体験会としてご利用いただきました!

デンソー技術会
(写真左から)山内一資 様、有木史芳 様、菊池春香 様
山内様、有木様、菊池様

感覚をより研ぎ澄まし、日頃忘れかけていた人の温かさを『対話』を通して再確認する機会に

デンソー技術会とは、「異業種の方との交流や講演会など、幅広い視野でいろんなことを吸収し、会員相互で自己研鑚をはかろうという集まり」(有木さん)という、(株)デンソーの業務外で活動する技術研究組織。2014年1月には「談話会」へ、ダイアログ・イン・ザ・ダーク(以下DID)の志村真介、志村季世恵、アテンドの檜山晃(ひやまっち)を講師としてお招きいただいたり、同年3月には日帰りバスツアー(愛知県刈谷市から!)としてDID東京にお越しいただき、貸切でご利用いただいたりと、ご活用いただきました。技術会のみなさんにとってDIDでの体験はどんな気付きにつながったのかなど、ひやまっちとともにお話をうかがいました。

  • 談話会、貸切ご利用と、DIDを取り入れようと思われたきっかけを教えてください
  • 山内様(以下、敬称略)「きっかけは、偶然です。車で通勤しているのですが、ある日、地元のFM局を聞いていたら『まっくらな中での対話』という言葉が出てきて、ピピっときたのです。当時、『対話』という言葉に敏感だったんですね。茂木健一郎さんの本の紹介だったのですが、そこでDIDという存在を知り、どんなものなのだろうと興味を持ってネットで調べたりしました。その日の昼礼のような場で課のメンバーにDIDのことを紹介すると、行ったことがあるという女性が1人いましたね。これはぜひ、東京に行く時に体験しようと思い、技術会のメンバーにも勧めたら、みんなすぐ乗り気になってくれたのです」
  • 有木様(以下、敬称略)「話をちょっと聞いただけでも、楽しそうだなと思いましたね。暗闇の中でどういう感覚が得られるのだろうと興味をもちました。その後、東京の会場に山内とお邪魔させていただき、クリスマスバージョンを体験して、これが良かったんですね。そこで、まずは『談話会』に講師としてお越しいただくことになりました」
  • 檜山(以下、ひやまっち)「談話会では、みなさん熱心に聞いてくださる様子がわかったので、話していても楽しかったですし、すごく話しやすかったですね。事前に、『まっくらな中での対話』も読んでいただいていたんですよね」
  • 山内「事前に本をしっかり読んできた人が多くて、関心が高かったですね」
  • 有木「当日、後半は会場をできる限り暗くして『くらやみの中の対話』を擬似体験してもらいましたが、さらに盛り上がっていましたね」
    インタビューの様子
  • ひやまっち「すごかったですね。暗闇をつくった甲斐がありましたね」
  • 有木「会議室の一角だと、ちょっとした隙間でも光が漏れてしまうし、非常灯や火災報知機など、ふだん意識しないところにも明かりがついているんだと気づいたりして、そういうものも全部塞いだりと、けっこうがんばりました」
    ※「談話会」前半は講師3名による「日常の五感の使い方の違い」についての話、後半は部屋を可能な限り暗くした状態で、「くらやみの中の対話」の模擬体験が行われた。
  • 山内「談話会は、大人数で聴く講演会と違い、講師の方との距離が近く、親近感をもてる規模のものとして設定しています。DIDさんの会は参加型だったので、一体感がありましたね。みんな喜んでいましたし、終わってからも、DIDをどうやって知ったのかとか、参加者からいろいろ話しかけられました。そもそも、参加応募が多かったので抽選となり、出席率も通常より高く、女性比率も高かったですね」
  • 有木「それで、やっぱり実際の会場で体験してみたいねということになり、参加者を募って東京に行かせていただいたという流れなんです。バスで移動して、片道5時間くらいかかりましたね。現地滞在は2時間くらいでした(笑)」
  • そうだったのですね! 3グループ約30名様でお越しいただきましたが、技術会のみなさまで暗闇を体験されて、いかがでしたか?
  • 有木「技術会の幹事仲間での参加でしたが、講演会や部活、会誌など担当分野は分かれていたので、知らないメンバーも多かったのです。帰りのバスでは親近感が増して、かなりいい雰囲気で盛り上がりましたね。私は、DID体験は2回めでしたが、視覚以外の感覚がすごく研ぎ澄まされた感覚が、今回のほうがより味わえたと思います。地面を足で踏んだ時の感触も、靴ごしでもけっこうわかるんですよね。より冷静に、感覚が研ぎ澄まされるのを楽しめた感じがしました」
  • 菊池様(以下、敬称略)「私も以前体験していて、今回が2回めでした。その時に感じたのは、聞こえる音や触ったイメージが、色で浮かぶということでした。この人の声、なんか緑色だな、とか」
  • ひやまっち「共感覚というものですよね。声から色を想像したり、逆に色から声を想像したりする」
  • 菊池「暗闇では目をつぶっているのか開いているのかもわからなくて、色が見えているのか頭の中なのか、イメージがなんとなく湧いてくるんです。それと、人と話していたり、触れていたりすると、安心しますね。誰かいるという安心感。すごくあったかい気持ちになれて、毎回泣きそうになります」
  • 山内「僕は3回めでしたが、改めて思ったのは、けっこう嗅覚を使ったなということでした。最初に入った時は、中を見ようと一生懸命目を開けていたと思うのですが、気付くと目は閉じていましたね。行くたびに違う感覚を使っているような気がしました。またぜひ訪れたいですね」
  • 暗闇の中で、ご自身について発見されたことなどはありましたか?
  • 有木「暗闇の中でも、声などの音を聞いて距離感とか方向がけっこうわかるんだなと思いました。アテンドの方からも褒められました(笑)。意外とできるものなんだなと思って、ちょっとビックリしましたね。触覚の研究をしているからかもしれないです。技術会の中の触角研究会(*)でも活動していまして、五感を活かすことは日頃から意識しています」
  • 山内「僕は、ふだん見ているようで見ていない。目は開いていてもあまり見ていないのかなということを思いましたね。暗闇の中だと、一生懸命見ようというか、感じようとするじゃないですか。90分の体験は、短く感じました。ということは、その分一生懸命感覚を研ぎ澄まして力を使っているのかなと。あっという間でしたが、気持ちいい疲れ方でした」
  • 菊池「自分はすごい寂しがり屋なんだって思いました。1人だと、ほんとに不安になってしまうのだと。それから、人との関わり方を考え直したほうがいいなと思いました。発する言葉とか。わかってくれて当たり前だと思って、人と接しているところがあるなと気づきました。それじゃ全然伝わらない」
  • そうした暗闇での気付きを、その後意識して過ごされていたりしますか?
  • 菊池「しているつもり、です(笑)。ふだん自分が使う言葉がすごく雑になっていると身にしみて感じたので、人に対して少し丁寧に、相手がどう理解してくれるのかを考えて話すようになりました」
  • 山内「部下をもつ立場からいうと、忙しいとどうしても『わかってくれよ』となってしまいますが、相手の目を見て話すとか、話していてもなんとなく通じてないなと思ったら、ちょっと言い方を変えてみるとか、対話の場面で少し気にするようにはしていると思います」
  • 有木「触角研究会でもすごく参考になっています。音を聞いただけで距離感があれだけわかるなら、具体的にどうやって音を聞かせたら、そういう風に伝えられるのかとか。実際はスピーカーを使うので擬似的に音を伝えることになりますが、そこにあたかもあるように感じさせるにはどうしたらいいのかとか、発想はどんどん広がっています!」
    ひやまっちとインタビュー参加者の皆様
  • それは楽しみです! 最後に改めて、DIDはどんな方にお勧めか、アイデアをいただけましたらありがたいです。
  • 有木「いろんなバリエーションがあると思うんです。新しいプロジェクトチームのキックオフもすごく面白そうだし、家族やカップルでもいいですよね」
  • 山内「改めて、友人同士で行くのもいいですね。彼はこういうヤツだったのかとか、別の面が見られるかもしれません。暗く見えないところでは、明るいところで対面しているのとは違う性格も出るのかな。あと、上司と部下、あるいは上司だけでもいいかもしれない。改めて別の視点が見えるんじゃないかなって思います」
  • 菊池「家族、それと仲がいいと思っている友人と行きたいなと思います。ふだん見えないところがきっと、見えると思う。すると、もっといい関係になれると思います」
  • お勧めいただきありがとうございます! 是非また、暗闇でお待ちしています。
  • (※2014年9月取材)

      ~ご体験されたみなさんのアンケートより~
    • 「人は1人でなく、支えあっているんだと改めて思いました。これからも、この感覚、想いを忘れずに、生きていきたいと思います」
    • 「暗闇って意外と楽しいなって感じた。声を出す、人と触れ合う、耳で聞く、五感を使うことで近くなる距離。視覚に頼りすぎていることを感じた。日常の目の見えるところに戻っても、この感覚を忘れずに過ごしたいです」
    • 「嫌なことも忘れられた時間でした。自分のことを強いと思っていたのですが、誰よりも弱いことがよくわかりました……」
    • 「声を出しながら、自分の存在をアピールしながら、黙って黙々やることは良いことばかりじゃないんだ。『ここにいるよ』と言えたあの空間、楽しかったです」
    • 「仲間が近くにいることで安心できて、人とのつながりの大切さを感じました」
    • 「今回、知人は1人もいませんでした。全く知らない人たちとも、一体感が生まれ、本当に良かったです」
    • 「どうあがいても見えない世界の中で、手、声、足の指先などの感覚で情報を得て動きましたが、気持ちのどこかに『視覚的に見よう』とする気持ちがありました。1日、いえ1週間くらい、もっともっと感じてみたいと思いました」
    【デンソー技術会】

    (株)デンソーの業務外に活動する自主的な技術研究組織「デンソー技術会」には、1万人超の社員が加入。講演会や行事、そして部活など活動は多岐にわたる。有木さんがキャプテンを務める(*)「触覚研究会」では、「超音波を使って、立体映像で浮き出て見えるものを実際触ることができたら面白いなということで、空中に触感を提示するような技術を研究しています。今はデモ機を作っているところです。触覚は、他の感覚に比べて未解明なところが多い。3Dの映画で、触れることができたら面白いですよね」(有木さん)とかなり本格的な研究が行われているそうだ。

    バーチャルタッチ ※写真は触覚研究会で取り組まれている「バーチャルタッチ(セミと触覚ディスプレイ)」
    光学的な仕掛けで空中に裸眼3D映像の蝉を投影し、手を伸ばして蝉を捕まえようとすると鳴き声と共に羽がパタパタする触感を感じることができる

 

Tokyo Diversity Lab.

  

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2017年10月20日