【研修として学科単位でご利用】

グラフィックデザイン学科は5年目、
マンガ学科は初めてご利用いただきました!

トライデントデザイン専門学校 グラフィックデザイン学科
(左から)石澤広子先生、畑中千尋さん、鈴木祐香さん

石澤先生、畑中さん、鈴木さん

「暗闇体験での気付きで感性を開き、
       ユニバーサルデザインを考えるヒントに」
 名古屋にあるトライデントデザイン専門学校の石澤先生のご尽力で、ダイアログ・イン・ザ・ダークが外苑前で常時開催となった2009年から毎年(震災のあった2011年を除く)、グラフィックデザイン学科のみなさんに研修としてご利用いただいています。2013年にはマンガ学科のせいと学生さんも初めてご体験いただきました。「いずれは全学科の学生に体験させたい」と願う石澤先生、そして実際にご体験されたグラフィックデザイン学科2年生(2013年取材時)の畑中さんと鈴木さんに、お話をうかがってきました!

まずは石澤先生、5年前からダイアログ・イン・ザ・ダーク(以下DID)を継続的にご利用いただくようになったきっかけ、狙いなどを教えてください。
石澤先生「学生の研修(デザイン研修)先を探していて、インターネットでたまたまDIDさんのことを紹介しているブログを読んだのが最初でした。うちの学校には『感性』の授業があり、そこで行っていることと似通っていると感じたので問い合わせをしたところ一度いらしてくださいということで体験させていただき、これはぜひ、うちの学生に参加させたいなと思ったのがきっかけですね。感性の授業はトライデント独自の取り組みで、感性を磨き、表現力を高めるためのプログラムとなっており、1年生の全学科共通で履修します。学科の枠を超え、一緒にひとつのものを作り上げていくところが、DIDの体験にも通じるところがあると感じましたね。今の学生は、グループワークを苦痛に感じることも多く、DIDの暗闇では声を出してコミュニケーションをとることが大切、触れてみないと何があるかわからないなど、協力しなければ進めない。だからこそ体験させたいと感じました。それでまずは、グラフィックデザイン学科の研修として体験させることから始めました。いつか、全学科の1年生に体験させるのが夢です」
ありがとうございます。御校の取り組みとDIDに共通点があるのですね。
生徒さんの作品、使い捨てカイロのデザイン
石澤先生「グラフィックデザイン学科では、ユニバーサルデザインにも力を入れています。そして、DIDでの気付きをそこで生かしていけると考えています。たとえば、色弱の方のためのデザインとして、使い捨てカイロに取り組む課題があります。どうしたら暖かく感じてもらえるか、見やすいか、手にとってもらえるか、そのためにはどんな色を使ったらいいのか。まずは街中でリサーチをして、実際に使われているデザインが色弱の方のことを考えているものなのかどうか調査する。ダメだと思うものはどうすればよくなるか考え、そこからデザインを起こしていきます。いろんな障害をもつ人たちにとって、優しいデザインができるデザイナーになってほしいと思っています」
ご体験いただいた学生さんのアンケートで「視覚では似たようなものが作れても、匂い、手触りなど『本物』を使うことが大切なのではないかと考えました」と気づかれた方もいらしたようです。
石澤先生「デザインの世界では、どんな素材を使うにしても、そのテクスチャーやカタチに忠実に作ることが要求されることもあります。例えば花を作っても、もちろんそれは本物ではありませんが、本物の花をイメージさせるような作品を作らなければならない時もあります。以前、学生が作った作品で、花をモチーフにした作品があり、プレゼンテーション時に『実際に花の香りまでつけてデザインしてくるところが素晴らしいね』と参加した講師から講評していただいたのですが、実は香りを使っておらず、花の香りがするようなデザインが表現できていたということがありました。そういったところがデザインの醍醐味でもあります。また実際に触ってみることによってその素材感やイメージを大切にするということもDIDの体験で認識してもらえたのではと思っています」
では、実際に体験されたグラフィックデザイン学科のお2人にお尋ねします。DIDの暗闇に入って、どんなことに気付かれましたか?
畑中さん「暗闇では、ふだんよりも匂いに敏感になりました。水、笹の葉、畳のイグサの匂いとか…。ふだんは視覚に頼ってしまうので、それ以外の感覚を使って感じ取ろうとしていたのが印象的でした」
鈴木さん「みんな、声がよく出ていたなと思いました。それから、和室に上がって、そこにあるものに実際に触れて、これなんだろう?とかみんなで確認するのが楽しかったです。黒電話とか、ちゃんとわかりました。自分のおばあちゃんの家にあったので。触れたものの素材の感じとかも捉えることができたので、ものを見る力がついた気がします」
デザインにも通じることで、何か発見したことはありましたか?
畑中さん「ふだんの生活でもデザインでも、視覚に頼る部分が多いなと思ったので、それ以外の感覚も使って伝えることができたら面白くなるんじゃないかなとは考えました。今度、パッケージのデザインの授業があるので、触り心地とかで高級感を与えられるのではとか、もうちょっと素材に気を使ったデザインにしたい。目以外の感覚、匂いとかも使えると面白いんじゃないかなと考えています」
鈴木さん「私もふだん、デザインは視覚的にカラフルなものを作るのですが、形や素材、匂い…視覚以外で見せられるデザインを考えたいと思いました」
仲間と一緒に暗闇体験をしたことで、気づいたこと、変わったことはありますか?
石澤先生「暗闇に入る前は不安が強くても、出てきた後は清々しいというか、ちょっと一皮剥けた感じがありますね。仲の良い学生同士で体験しているので、コミュニケーションを取るのも慣れている面もあり、もう少し知らない人同士でも体験させたいですね。1学年全クラス、違う学科の学生も混じって体験すると、別の学びもあると思うんです」
最後に、DIDをどんな人にお勧めしたいですか?
石澤先生「企業の役職のトップにいる人達ですかね。近場のことだけではなく、全体を見通す力が求められる人たち。ぜひDIDの暗闇で素になって感じてほしいなと」
畑中さん「小中学生くらいの、多感な年頃のお子さん。もっと純粋な目で楽しんでもらえると思うし、そうすると将来の考え方も変わってくるかもしれない」
鈴木さん「私は、自分と同じ年代の人たちに体験してもらいたいなって思います。自分が体験して感じたことは大きかったので、他の人にも体験してほしいですし、私もまた新たなメンバーでDIDに行って、新しい発見ができたらいいなと思います」
ありがとうございました! ぜひまたDIDにいらしてくださいね。
(※2013年11月取材)
    〜ご体験されたみなさんのアンケートより〜
  • 「視覚障害のある方のことを考えたデザイン(ユニバーサルデザイン)についての思慮が深まった。また、暗闇で視覚以外の感覚が鋭敏になり、これらの新鮮さをデザインに活かせるのではないかと思った。刺激をもらった」
  • 「この体験を生かして、自分のデザインにも視覚以外である感覚を取り入れ、万人に共有できるデザインをつくりたい」
  • 「話すきっかけがなかなかつかめないなと感じていた子とも自然に話ができたと感じました」
  • 「暗い中でも仲間といると『安心』だった。いつもより五感が研ぎ澄まされた感があった」
  • 「いろんな角度から見てみることを学んだ。チームで協力して、チームワークがよくなった」
  • 「ふだん無口な学生が、想像以上に積極的に声を出していたのでなんとも言えない感動がありました。『伝えたい』という気持ちをこれからももってほしいです。『先生』という枠を取って接する楽しさがありました!」
【トライデントデザイン専門学校】http://design.trident.ac.jp/
トライデントデザイン専門学校校舎 グラフィックデザイン学科、CGデザイン学科、マンガ学科(以上3年制)、イラストレーション学科、インテリアデザイン学科、雑貨デザイン学科(以上2年制)をもつ専門学校。「感性」「技術」「ビジネスセンス」の3つの要素を複合的に学び、未来のクリエイターを育成している。「名古屋駅」から徒歩5分。

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