【ゼミ単位でご利用】

《2枠貸切》福祉を学ぶ大学生と先生、2チームでご利用いただきました!

淑徳大学 総合福祉学部 社会福祉学科
山下ゼミのみなさん

山下ゼミのみなさん

「暗闇で立場が逆転することで、障害者もそうでない人も、互いに助け合えることを理解する機会に」  大学でダイアログ・イン・ザ・ダークの貸切利用が増えています。淑徳大学で福祉を学ぶ山下ゼミでは、ゼミ単位で継続的にご活用いただいています。今回は特別にゼミの最初のお時間をいただいて、その狙いについてお話をうかがってきました!

最初に先生におうかがいしたいのですが、ダイアログ・イン・ザ・ダーク(以下DID)をゼミ単位でご利用いただいている狙いについて、教えていただけますか?
山下幸子准教授「このゼミは障害のある人への支援や福祉について学んでいます。学生たちは『援助者になる』とか、障害のある人に対して『助ける』というようなイメージをもっていることが多いのですが、DIDでは真っ暗闇の中で、視覚障害のある人達にアテンドとしてサポートしてもらうという、逆転した発想。その中で、障害がある、障害がないことについてどう考えるのか。障害のない人は常に援助する側、という一方通行的なものではなく、状況が変われば互いにサポートし合える部分があるんだ、ということをみんなで理解する機会になればというのが大きいですね。それから、暗闇の中をグループで体験することで、みんなで声を出しあいながら協力していくとか、私自身もすごく楽しめるので、人間関係づくりにもなればいいなと思い、参加させてもらっています」
では、みなさんにお聞きします。暗闇体験はいかがでしたか? 当時は、新春バージョンで書初めを体験されたのですよね。
男子学生(以下「頭の中で思い浮かべながら書いたら、意外と綺麗に書けていました。目で見て書いているものとばかり思っていましたが、頭もちゃんと使えているんだなって気づきました」
「僕は逆に自信があったんです、絶対綺麗に書けるだろうって。『努力』と書いたのですが、上と下の部分が重なってしまって、みんなに見せても誰も読めなかった。やっぱり、目で見て書いているんだなと思いました」
暗闇で書いた文字は、不思議な味わいもありますよね。では、仲間と一緒に入って、気づいたことはありますか?
女子学生(以下「「片手でずっと、人がいないか確認していました。人がいたときの安心感が、とても印象に残っています」
「ブランコに乗ったとき、隣の男の子の手を握っている自分に後で気づいて(笑)。不安が自然と出てきちゃいましたね。そして、ふだんより人の温もりが恋しくなりました」
「見えなくなると、動きも小さくなっちゃって。ちょっとずつしか前に進めなくて。傍目から見たら、恥ずかしかったけど、見えなくて良かったです」
「暗闇では、ゆっくり時間が流れていると感じました。最初は、早く終われと感じたんですけど、とくにカフェのときは、ゆっくりゆっくり時間が流れていた。暗闇から出てきたとき、時間を見てびっくりしました」
「みんながいたから楽しんでました」
「暗闇に入った瞬間からすごく不安になったので、常に誰かの名前を呼んでいました。うちのゼミで一番大きいN君が目の前にいたときは、その背中の大きさがどれだけ感動したというか、いてくれるだけで安心できました(笑)」
N君、みんなから背中を頼りにされていたようですが、どうでしたか?
「ふだんから歩くのがすごく遅いんです。子どものころから、みんな歩くのが速いなってずっと思っていました。でも、暗闇ではみんな、歩くのが遅いので、いつもこれくらいのスピードで歩いてくれるといいのになと思っていました。僕は、あの暗闇の空間は安心できましたね」
アテンドスタッフについては、何か気づいたことはありますか?
「とにかくすごいと思いました。習字をするとき『手が汚れた』とちょっとつぶやいただけで、すぐ寄ってきておしぼりを渡してくれたり。全部位置を把握しているのはすごいなと」
「すごく頼れる存在。暗闇ではずっと人を探していて、『これ誰?』と聞いたら『それは人じゃないよ』って教えてくれたり。植物を触っていたんですね。でもなぜそこまですぐ気づくのかなって」
福祉を勉強されている立場から、考えることはありましたか?
「自分たちがいかに、ふだんの生活で目から入ってくる情報に左右されているかを実感しました。DIDからの帰り、試しに階段を目をつぶって上ってみたんですけど、一歩一歩が、目を開けて上った階段とは全く違いました。そこに気づけたのは大きかったです」
「自分たちは、暗闇を案内されながら、周りは知り合いばかりだし、白杖も使いながら、なんとか最後までたどりつきました。でも、視覚障害者の方たちは、街では、その時の自分たちみたいにアテンドさんに頼るわけにもいかず、目も見えず、頼れるのは白杖と耳だけなのかなと思ったら、すごい状況なんだなと改めて思いました」
DIDはどんな人にお勧めしたいと思いますか?
「福祉に関心のない人が来るといいんじゃないかな。障害のある人は、劣っているとか偏見ある目で見られているかもしれないけど、DIDの暗闇の中では立場が逆転していると思うんです。なぜ目が見えない中であんな風に動けるんだろうって思ったし、とても頼りがいのある存在でした。偏見とかも変わってくると思います」
「福祉を勉強している人でも、どこかで障害者より優位に立っていると思っている人もいると思うので、DIDを体験してみて、同じラインに立ったときの障害者の行動力、身にしみてわかると思うので、ぜひ体験してほしいですね」
「真っ暗で見えない中、頭の中で目の前の世界を想像するんですけど、想像するのと実際が違うと、頭の中が混乱します。なので、いつも使っていない脳を使っている感じがしました。それで、終わった後は頭が疲れたなと。だから、中高生に体験してほしい。仲間意識がつくれるし、いつも気づかないことに気づける場にもなると思います」
    〜ご体験されたみなさんのアンケートより〜
  • 「暗闇の中では、仲間の大切さや安心感などを感じました。改めて仲間の大切さを感じました」
  • 「とても貴重な経験ができたなと感じた。ふだんは目が見えているから、どこに人がいるのか、どこに何があるのかわかるが、見えない中での経験をすることで、聴覚や触る感覚など、他の感覚がとても大事であると思った。将来、支援者という立場になって物事を考えていく中で、今回のこの経験は、とても良い経験だという風に感じた」
  • 「暗いところに入る前は、すごく不安で怖かったけど、みんなで一緒に声を掛けあって進んでいくことで、とても安心することができました。ふだん、目で得ている情報がとても多いということにも気付かされたし、目の見えない人は他の感覚を私達以上に使っているのかなというようにも思いました」
  • 「福祉を学んでいるので、視覚に障害のある人がどのような感じで歩いているのか考えながら、体験することができてよかったです」
【淑徳大学 総合福祉学部 社会福祉学科】http://www.shukutoku.ac.jp/sougou/
山下ゼミ授業風景 社会福祉学科では、「考動するソーシャルワーカーを目指して」社会福祉士、精神保健福祉士、スクールソーシャルワーカー、教員、対人サービスに携わるビジネスマンといった「人とくらしに寄り添う仕事のスペシャリスト」を育成するプログラムを実施している。総合福祉学部には他に、教育福祉学科、実践心理学科がある。

【貸切利用 承っております】
ダイアログ・イン・ザ・ダークの暗闇を、時間枠の貸し切りでご利用いただけます。 学校や職場の仲間、あるいは家族や友人を集めて自分たちだけの特別な“暗闇体験”はいかがですか? 詳細・お申し込みはこちらから

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2017年3月24日